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地球温暖化詐欺…ゴアの手の者が続々ホワイトハウス入りしている…

このニューズレターは著者デーヴィッド・アイクの承認を得て翻訳されたものであり、著作権は著者に帰属します。英語原文に興味がある方は、David Ickeのサイトから購読できます。

デーヴィッド・アイク、ニューズレター2008年12月21日号

地球温暖化詐欺…

… ゴアの手の者が続々ホワイトハウス入りしている。

みなさんこんにちは

バラク・オバマは、大統領選に勝ってからというもの、政治を「チェンジ」すると言った口の下から、ウォール街などの金融世界権力筋部内のインサイダーを次々と新政権のスタッフに抜擢するものだから、支持者たちはがっかりがっくりのし通しであった。

ところがこれが今週あたりになって、私が読んだある新聞の大見出しのついた記事によると、オバマは、その筋から与えられる命令を奴隷のようにただハイハイと実行するだけという出方をきっぱりと改めて、『緑の夢チーム』(Green Dream Team)を旗上げするのだと宣言した。この緑の『夢』[訳者注:『』の付いているのは、ドリームには空想・妄想の意味があるから]チームの看板となる顔ぶれは、『オバマが』[訳者注:指名の実権はオバマにはないので『』つき]エネルギー長官に取り立てている物理学者のスティーブン・チュー博士と、これもまたビル・クリントン政権時代からの持ち上げ組であるキャロル・ブラウナーである。ブラウナー女史は、オバマ政権でも「エネルギー/気候変動問題担当大統領補佐官」として続投が予定されているが、この職も長いことやっているので回りから茶化されて「気候の女帝」というあだ名がついている。

『緑の夢チーム』の顔触れとしては、二人のほかに、これまた地球温暖化カルトを狂信しているジョン・P・ホールドレンと、ハインツ夫妻(テレサ・ハインツとジョン・ハインツ)がいて、この三人は、この週末にもオバマ政権の科学顧問に指名されることが確実視されている。テレサ・ハインツは、ハーバード大学ケネディ行政大学院で環境政策の教授をしており、ジョン・ハインツの方は、同大学院のベルファー科学/国際関係論センターの科学技術/公共政策課程の指導教官をしている。

そして、以上の人たち全員には或る一人の人物が絡んでいる。──アル・ゴアである。そう、この者たちは皆、この地球温暖化でっち上げカルトの大司祭たるゴアの仲間であり、支援者であり、ホールドレンに至っては、ゴアの懐刀(ふところがたな)として人々を不思議な魔力で操っていると言われて来た。

「災難!災害!破滅!絶滅!私たちは皆、死ぬのだ!」
「助けて! 私の妻が熱射病になった!」

クリントン腐敗政権において副大統領を務めたゴアは、永年にわたって気候変動(地球温暖化)のペテンを吹聴し続けて今に至っている。ゴアは、パラマウント・フィルムから『不都合な真実』という映画を世に出してからというもの、地球温暖化の顔としての役を果している。この映画は、アメリカのドキュメンタリー映画史上歴代三位の売り上げを誇るという当りをとり、予想通りアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門最優秀賞を取ったのであるが、それもそのはず、世界を操っているその筋がそのように根廻ししたのであるから。

映画と同名の『不都合な真実』というゴアの本は、「ニューヨークタイムズ」ベストセラーリストの第一位になり、さらには、嘘八百と針小棒大をこととしてノーベル平和賞を、これまた予想通りに受賞した。なお、ノーベル平和賞は、国連の「気候変動に関する政府間パネル(略称IPCC)」とゴアの共同受賞であったが、このIPCCというのは、地球温暖化はCO2が多くなったせいだとするいわゆる地球温暖化のペテンを、世界中の人々の頭に押し込むという詐欺行為の窓口になっている団体である。

パンジャブ大学のインド人地質学者で、国連が後援している国際地球年という組織の委員をしているアルン・D・アルワリア博士は、ノーベル平和賞もIPCCのプロパガンダ作戦も、或る筋が私たち人類を操(からく)っては間違った方向へと誘導しているものである、と次のように述べて憚(はばか)らない。

「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のモノの考え方は、実際のところ一方通行の閉回路と成っていて、人の話に耳を貸そうとはしないというものである。今回のノーベル平和賞が地質学者でもない人たちによって導き出された、科学的に間違った結論に対して与えられたことに非常にびっくりしている。」

こうした動き全体を一言で言い表せば、これはPRS戦略ということになる。このP(プログレム、問題)─R(リアクション、反応)─S(ソリューション、解決)作戦というのは、伝統社会を変革して人間を一層支配し易く税金を一層沢山取り立てられるようなグローバル社会を作り上げるという解決策、こうした解決策を打ち出し易いような[訳者注:人類の多くがそうした解決策は必要だと納得するような]グローバル問題をまずでっち上げる、ということである。

こうした気候温暖化のだまくらかしは、地球や人類の破滅も招きかねない程深刻な気温上昇が起っている、という神話の上に成り立っているのであるが、本当のところは、地球の温度変化が起っている原因は、太陽の黒点の数で見て取れる太陽の活動エネルギーの増減その他の「自然」現象のせいなのである。

今までの地球は太陽活動の上昇期(活動期)に当っていたために、地表の平均温度は上昇傾向を辿っていたけれども、現在では、もう既に太陽活動の局面が下降期(静穏期)に入っていて、平均温度もすでに下がり始めている。このまま温度が下がって太陽の黒点の数が再び増え始めると、太陽は再び活動期に入り、地球の表面温度もまた上昇に転じて行く。そして、この上昇期が済んで下降期に転じると、地球の温度も下がり始めるわけで、こうした地球温度(ほぼ十一年周期)の変動の仕方は、今までも常にこうだったのである。

筆者はこのことを、拙著「恐怖の世界大陰謀(上下二巻、三交社)」(原著名 “The David Icke Guide to the Global Conspiracy and How to End it”)と、筆者の二〇〇七年二月のニューズレター「この男が何か言っても、それは嘘である」(──この男というのはいうまでもなくアル・ゴアのことである)の中で立ち入って解説してあるので是非とも見て欲しい。

現在の黒点周期、低下したあと温度はそれに続いた。

ゴアは、自ら旗を振っている気候変動トンデモ科学が広がってくれたお陰で、一山当てることになった。もとゴールドマン・サックスの重役をしていたデーヴィッド・ブラッドと共同で、二〇〇四年にロンドンで会社を作ったのであったが、この会社は、『ザ・シティ』[訳者注:イギリスはロンドンの「ザ・シティ」と呼ばれる一角に本拠を置き、世界経済を支配している金融寡頭権力本部]辺りでは、『ブラッド・アンド・ゴア』の名で通っていた。正式には、ジェネラル・インヴェストメント・マネッジメント(GIM)と称するこの会社の狙いは、一に掛って、カーボンオフセット[訳者注:国や企業が、自分たちの排出する温室効果ガスを与えられた許容量にまで削減できなくても、植林したり温暖化対策事業に投資したりすることによって、その不足した排出枠を埋め合わせることができることになっており、この埋め合わせのこと、代替手段による補填のことをいう]や、排出量取引[訳者注:排出枠が不足する企業などは、排出枠が余っている企業などからその余った排出枠を買い取って自社の排出枠の不足分に充てることができることになっており、この排出枠の売買をすることをいう]を利用して儲かる金融方法を色々と開発して利益を挙げようという所にあるのであるが、このカーボンオフセットとか排出量取引とかいう制度も、ゴアが言いふらした地球温暖化の神話が拡がったことで出来上ったものである。この商売でゴアは、今までのところだけでも、何千億ドル(何十兆円)という金を儲けていることは、以下にインターネット上で或るライターが述べている通りである。

「そういうわけで、アル・ゴアにとっては、[訳者注:自分や自分の持ち会社が許容量以上に排出しているCO2の穴埋めをするために]必要なカーボンオフセットを余所(よそ)から買い入れる必要などはない。[訳者注:上述のGIMが、地球に優しい企業からカーボンオフセットを買い入れる仕事をしているので、そのカーボンオフセットを使えば済むことである。]その上さらに具合の良いことに、カーボンオフセットの買い入れ資金は他で工面しなくとも、自ら長年関っているオクシデンタル・ペトロリウム社から入る報酬や配当で賄えるのである。こんなわけだから、カーボン・ニュートラル[訳者注:許容量を超えたCO2の排出量を何らかのCO2吸収措置で相殺して差し引きゼロにしなければならないこと]といっても朝飯前のことであることをお分り頂けたことと思う。なにしろ、ビッグオイル(巨大石油企業)に(ゴジラの巨体もかすんでしまう程)出資してバンバンCO2を吐き出したところで、環境に優しい企業の株を売買する環境に優しい投資会社を作って置いて、ビッグオイルから上がる巨大配当金の極く一部を使ってカーボンオフセットを買い入れれば、買い入れ相当の投資会社といっても自分のものだし、カーボンオフセットには税金も掛からないと来ているのだから。こうやって置けば、ゴジラの足跡ほどもあるカーボンプリント[訳者注:企業や個人や国家のCO2排出量を足形の面積〜容積の大きさで表示したもの]を残してがっぽりもうけながら、地球も救えるという寸法である。ゴジラのフットプリントといえば、先述した『不都合な真実』という映画の出だしのところで、ゴジラの足に踏まれて掘れた窪みの中の小指の部分の傍で皆んながぼんやり立ち尽して、地面にあいたこの妙な穴は何だろうと首を傾(かし)げている場面が出てくるが、こうした足跡のことをカーボンフットプリントと言っている。」

「地球温暖化とエネルギー使用を減少させる話をするため、やってきたよ。」

以上のような裏事情を知らなければ、十人が十人アル・ゴアの仲間や支持者で作っているオバマの『緑の夢チーム』の話を取り上げてみても話が分かりにくいことになる。このチームのメンバーはみんなが皆んな地球温暖化カルトの気狂いじみた信者なので、地球温暖化が「問題」として指し出されて以来、どんどん進行して、今や由々しき段階にまで到達しており、「解決」のための諸策を無理にでも我々人類にねじ込もうとしているわけである。

ここ数週間の間、私のニューズレターで言って来た通り、ブッシュは「問題」を創り出したり、既存の「問題」を見て見ぬ振りするといった、「問題」提起に関することが仕事内容であった。そして、オバマの仕事となるとこれはもう人類の「反応」を見ながらも、アジェンダ達成に向けた「解決」策を打ち出さなければならない。──そう、ジョージ・オーウェル流[訳者注:人類奴隷化、むだ飯喰い五十億人類処分]のアジェンダを推し進め、一極集中的な世界法と人類監視統制体制を導入するという「解決」策をである。

オバマの裏面情報についての私の重要記事の中で「アメリカ発展センター」(Center for American Progress 略称CAP)というシンクタンクについて触れてあるが、これは、ブッシュ政権時代の「アメリカの新世紀のためのプロジェクト」(Project for the New American Century)とか、「アメリカ企業協会」(American Enterprise Institute)のような、ブッシュ政権を影で操っていたネオコンの「シンクタンク」の民主党版と思えばよい。

土台、こうしたネオコンの自称「シンクタンク」は、九月十一日の「イスラム過激派のテロ」攻撃を工作して、アフガニスタン侵略やイラク侵略を煽動したイルミナティの「問題」調略ネットワークに深く関ってきている。軍事面でも金融面でも大幅に政府規制を撤廃して、現在進行中の全世界的な「信用危機」を起こすという政策をとって、このネオコン連中は──計画どおり──アメリカ合衆国を足下に跪かせてしまったのである。

そして今、オバマの登場となって、この「問題」惹起ネットワークは、アメリカ発展センター(CAP)などの「解決」策執行ネットワークへと、バトンタッチしている最中であるが、このCAPの設立資金は、バラク・オバマの重要な黒幕の一人であるジョージ・ソロスのような人たちから出ている。

そういうわけだから、CAPがこうするようにと提案を出しプロパガンダまでしてくれる主要政策の中に「気候変動問題」に熱心に取り組まれたしという要求が入っていたとしても、別に驚くほどのことでないわけである。──今までの所は熱心に取り組んでいるようには見受けられないが[訳者注:京都議定書はゴア副大統領が音頭とりなのにアメリカは未批准(みひじゅん)]。

アメリカ発展センター行動基金というのがあって、これは、この八月にネヴァダ大学で催された全米エネルギーサミットのお膳立てをした、いくつかの主要後援団体の一つである。この全米クリーンエネルギー・サミットにおいて発言した主要人物の一人にスティーブン・チュー博士がいて、この人物は、現在オバマ政権のエネルギー庁長官に指名されたところである。

チューは、アメリカ発展センターが後押ししている気候変動問題推進政策を受け売りするだけだから、これは、ブッシュ政権で指名を受けた者たちがネオコンのシンクタンクの推進する政策に口裏を合わせて受け売りしたのと全く同じことである。だから、イルミナティ事務当局の用意する名簿に従って次々と首がすげ替わるだけであり、発言権は余りなく、誰がなろうがどの地位に就こうが一切関係ないのである。

チュー博士は、二〇〇六年のプライスウォーターハウス・クーパーズ会計事務所の行ったカリフォルニア大学の会計監査で、妥当性を欠く報酬を受け取ったとして名前を公表された46人の中に入っていた。そして、この受け取ったとされる妥当性を欠く報酬の中には、「尋常ならざる(異例の)」パークス[訳者注:主として上級管理職クラスの役職員に与えられる給料以外の特典]を受け取った者もいるとされたが、名前は公表されていない。しかし、こんなことでチュー博士の足が取られるとということないであろう。なにしろ、オバマ政権はシカゴ学派[訳者注:ハイエク、フリードマンなどシカゴ大学を中心とする経済学者のグループで、新自由主義/マネタリズムを説き、自由主義/自由市場/自由競争を主張してケインズ政策/福祉政策に反対]のお墨つきをもらっているのだから。チューは、アジェンダを作成管理するイルミナティ当局が耳に入れたいことだけを喋っていればいいのであって、それ以外の余計な発言は一切要らないのである。

チューは、ラスベガスにおける全米クリーンエネルギー・サミットで発言し、地球の温度が将来五度上昇すれば──チューはこの可能性があると主張している──地球や人類は壊滅的な破局を迎える、と次のように警告した。

「水や耕地、それに人口大移動による居住地をめぐる、とてつもない資源争奪戦が起こるであろう。何万人単位の話ではない。何千万人単位の話でもない。何億人ないし何十億人が増水のため家を立ち退かなければならなくなるという話をしているのである。それも、水は永久に退かないから永久に帰る居場所はない、ということを・・・。」

これこそ、地球温暖化カルトが、われわれ人類に信じ込ませて恐怖に陥れることによって、自分らのアジェンダ上の諸々の改革にわれわれが手を貸すように仕向けようとして唱えている根拠のない将来ビジョン(未来像)である。ウブと言ったら聞こえは良いが、視野が狭くてイルミナティ世界政府筋の言うことははなから疑わないくせに傲慢である「環境保護運動」(自称)の面々は、大洪水になったら大変だというので、この世界政府樹立(それに伴う世界軍、世界税、世界通貨などへの変革)というゴールを支持しているのである。このエセ「環境保護運動」家たちは、今週行われたオバマのホワイトハウススタッフ人事を広く歓迎したわけである。

環境保護有権者同盟(The League of Conservation Voters)の会長ジーン・カルピンスキーは、(オバマとそれを支援する環境保護団体などの一団のことを指して)「これはもう紛れもなく緑の夢チームだ」と語った。また、地球環境政策協会(The Earth Policy Institute)の会長レスター・ブラウンは、「われわれは、気候変動問題の重大性に気づいて何か行動を起こさなければならないと焦っているので、こうした気持ちを汲み取った何らかの提言が強く打ち出されることを期待していてもいいのではないか」と語った。

このレスター・ブラウンは、一九七四年に、世界監視協会(The Worldwatch Institution)というのを設立しているが、その設立資金はイルミナティの多くの免税財団ネットワークの一部であるロックフェラー・ブラザーズ基金から出ており、この基金は、大統領出馬のずっと以前からバラク・オバマの後ろ楯となっている、フォード財団と似たようなものである。

ブラウンは、イルミナティの外交問題評議会(CFR)の長年のメンバーであり、また、その経歴と背景事情に精しい筋によると、ブラウンは、筆者の何冊かの著書に何度も顔を出すイルミナティのもう一つの別のフロント、コロラド州に本部を置くアスペン協会で訓練を受けたということである。

レスター・ブラウンは、グローバル社会を大幅にチェンジする諸々の改革を正当化する口実として環境問題を利用しようという、長期計画(アジェンダ)を実施した点において重要な役割を果して来ており、それで、当然のことながら、オバマの地球温暖化『緑のチーム』を心から歓迎しているというわけである。

このようなイルミナティの環境問題に関するアジェンダを考える上でもっとも重要な組織を挙げると、それはローマクラブであり、設立されたのは一九六八年のことで、また、ローマクラブは、ビルダーバーグ・グループやCFR(外交問題評議会)やTC(三極委員会)と深く関っている。最後に挙げた三極委員会は、オバマの親分ズビグニュー・ブレジンスキーがデーヴィッド・ロックフェラーと共同で設立したものである。

ローマクラブの設立者アウレリオ・ペッチェイは、ローマクラブから出した一九九一年の『第一次グローバル革命(The First Global Revolution)』の中で次のように述べている。

「我々が一致団結して戦えるような対戦相手は居ないものかと探しているとき、大気や水の汚染、差し迫った地球温暖化、水不足、飢饉などは、打ってつけの敵になるのではないかと思いついた。・・・・・こうしたことが起こるようになった原因については、どれもこれも人類が一枚噛んでいるのである。そうすると、本当の敵は他ならぬ人類そのものということになる。」

「あっっっっっっっっっ! 早く、何とかして…」

地球温暖化というペテン工作は何十年という間準備を進めて来ており、現在は、以前にも増して、このペテンをグローバル化のアジェンダ実現に利用すべき時は来ているわけである。オバマは、エネルギー庁長官に指名したスティーブン・チューについて、次のように述べた。

「私がチューを行政府のスタッフに指名したことで、わが政権が科学を重んじるのだということを広く知ってもらえると期待してよいだろう。われわれは事実に基づいて決断を下すし、事実に基づいてとる行動は、大胆に行われなければならない、と考えている。」

しかしながら、それらの事実は地球温暖化カルトの媒体でない、ということ、これこそが事実である。この地球温暖化カルトは、 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」を意のままに動かして、疑いのない「真実」であると、繰り返し繰り返しプロパガンダを続け主張する。

IPCCは科学的な団体と言われているが、それは真実ではない。IPCCは、科学という仮面をかぶった「政治」団体であって、譜面通りに歌を歌う歌い手よろしく、アジェンダに合わせて「真実」をでっち上げている御用科学者の発言だけを引き合いに出しこそすれ、そのいわゆる気候変動など全くの作り事だと異を唱えているような学者の発言などには一切鹿外(しかと)を決め込むのである。

今月、アメリカ合衆国上院がまとめた気候変動に関する少数意見報告書は、地球温暖化が起きたのは、人類が二酸化炭素を拠出し過ぎたからであるという、自称「コンセンサス(合意)」に対して、650人の科学者の反対意見を掲載している。

これに対して、地球温暖化カルトのバイブルになっているIPCCの二〇〇七年「政策決定者のための概略説明」を支援している人はたったの52名で、しかも、この中には科学者だけでなく、外交家や政治家も入っているのであり、それに、この概略説明には「議論はもう済んだ」と書いてあるのである。そして、IPCCに何らかの形で関っているとIPCC側が言っている「何百人という科学者たち」の多くが、あろうことか、その公認のこのお伽話はどうも怪しいと言い、あるいははっきりと間違いだと言っている。

NEA. 原子力機関(Nuclear Energy Agency

上院のまとめた先程の気候変動に関する少数意見報告書に意見を掲載されている650人の科学者の中には、それぞれの専門分野において指導者的立場にある専門家や、IPCCに関わっている多くの科学者が入っているけれども、みんなIPCCなどその筋の公認意見には賛成していない。この上院の報告書に引用されている意見のうちからほんの少しだけここに引用してみよう。

〔温暖化をでっち上げて恐怖を煽るなどということは〕科学史上最悪の恥さらしである。・・・人類がいつの日にか真実に気づいた暁には、科学にも科学者にも騙されたという気持ちになることであろう。」──こう述べているのは、秀れた環境物理化学者であり、IPCC日本代表委員を務める伊藤公紀博士である。

*

〔IPCCの気候変動モデルも、その予測データも〕事実に反しており、そのわけは、これらが数学的モデルだけを根拠にしており、しかもこの数学モデルには、例えば、太陽活動の強弱の度合などを示す数値は入っておらず、こうした欠陥モデルから出てきた数値で成り立っている予測だからである。」──こう述べているのは、国立メキシコ自治大学地球物理研究所の研究員ビクトール・マヌエル・ベラスコ・エレーラである。

「たとえば、太陽活動の強弱の度合が入っていない」モデルで予測している、と言っている点に注目して欲しい。何何、何だって??

*

「京都議定書の理窟を考えた人たちは、言っていることがあべこべである。地球が先に温暖化したからこそ、その結果として大気中の二酸化炭素含有量が増えるのであって、その逆ではない。……地球温暖化はCO2のせいだなどというペテンの嘘の皮などいとも簡単に剥げてしまうという程重要な資料があったのであるが、これがどこへ行ったかあとかたもなく無くなってしまっている。その結果、温暖化問題の真偽論争は、一方的にねじ曲げられてしまい、国連がこれ幸いと、地球温暖化問題は科学的な事実であると宣言してしまった。」──こう述べたのは、ロシアの地質学者で南極大陸におけるアイスコア(ロータリー掘削による氷の地層資料)の研究をしているアンドレイ・カピッツァである。

*

「空中/水中/地中における自然循環に関しては、たかがCO2の量など知れたものである。…… 国連IPCCの報告書と政策決定者のための概要報告書を、私は今精査している最中であるが、この両方の何冊ずつかの報告書の中でいかに事実がゆがめられ、科学が捻じ曲げられているか、その手の内を読み解いているところである。」──こう語っているのは、南アフリカ共和国の核物理学者にして化学技師であるフィリップ・ロイド博士であるが、博士は、IPCCにおける合意文書などの文書類の起草作業のトップコーディネーターをしている。

*

「二酸化炭素を出しに使って自分に都合の良いイデオロギーを作り上げるのは、笑って済ませる問題ではなく非常に危険なことである。……現在気候変動につきCO2を削減するよう警告を出しているが、これなどは人類社会を自分らの思うように操る単なる手立てに過ぎず、政治上の対立を引き起こしたり、巨大企業が儲けるチャンスを作ったりするための言い草に過ぎない。CO2を削減して地球温暖化を防止しようという警告が出ているが、これなどはもう一つのイデオロギーと化していて、これは大変危険な結末を招くことになる。」──こう語るのは、環境科学者であるポルトガルのデルガード・ドミンゴス教授であり、教授は天気数値予測グループの創設者である。

*

どんどんと事が進んでいるので、とうとう、この地球温暖化神話による調略(陰謀)に対抗して戦わねばならないという科学者たちの声なき声は、黙らせようとしても黙らせられない所にまで来ている。今年の八月、地質学者のオリンピックに当ると言われている国際地質学会議がノルウェーで開かれ、大勢の参加者が発言して、公認の既定路線に対して挑戦状を叩き突けた。

はっきりとでたらめであることを公言した大勢の科学者たちが研究資金の給付を止められ、いろんな形の脅しに会っており、中には殺すぞと脅された者も居る。アメリカ気象協会統計確率委員会のウィリアム・M・ブリッグズ博士の話によると、博士の同僚たちが、「いわゆるコンセンサス(合意)に反対する立場に立つ研究論文を出版しようとするとどんなことが起きるか、ホラー小説を地で行くような話」をしてくれた、という。それを聞いて博士は、身の毛がよだったと言う。

「そうだ!私は人類が地球温暖化の原因であると信じてる!」
「よろしい…彼の研究資金を異端者に返しなさい。」

地球温暖化カルトにとっては、カルトはどうも胡散くさいと考えている科学者連中が、もう厭だといって猿ぐつわ(言論封圧)をはずし始めているという時に、もう一つ厄介な問題が起ってきた。二酸化炭素の量はいままで通りの増加を続けているというのに、それなら上昇しなければならないはずの肝心の地球温度の方が上がるどころか、今では下がっているのである。二〇〇八国際地質学会議科学委員会の座長を務めた地質学者のデーヴィッド・ギー博士は次のように述べている。

「これから一体何年間地球が冷え続けたら、地球は、〈炭酸ガスは増加を続けているというのに〉一向に暖かくなんかなっていやしないじゃないかと、気づき出す日が来るというのであろうか?」

けだし、その答えは、十分に大勢の人類が、温暖化カルト筋が嘘をつき、詐欺をしていることにとことん合点する時まで、ということになるであろう。最近では、地球の温度が今はもう下りつつあるという事実を隠そうと必死になる余り、気温とかのやばい数字(データ)に手を加えるまでに至っている。手を入れたのは、アル・ゴアのもう一人別の仲間であるジェームズ・ハンセン博士が所長をしている、NASAゴッダード宇宙科学研究所であった。

その年の十月は世界中で非常な寒気に襲われ、猛吹雪が吹き荒れたというのに、その十月は観測史上最も暑い十月であったと、NASAゴダード研究所が発表したのである。明らかにこのNASAの気温データが問題になって調べて行って判ったことは、NASAが九月の気温データを使って、十月の気温ということにしていたのであった。九月のデータなら十月よりは暖かいわけである。

NASAとゴダード研究所のこうしたデータ改竄(かいざん)の事実が発覚したことは大きな意味を持っている。というのも、ハンセン所長のゴッダード研究所から発表された気温データの調査を進めて行くうちに、IPCCが、自らの主張する地球温暖化路線をあくまで守り通すためにデータを改竄し、その改竄データの一部が見つかったからであり、また、IPCCは、この改竄データを使って気温が確かに上昇していると見せかけて辻褄を合わせていた[訳者注:NASAゴダード研究所はIPCCの改竄したデータを引用していたわけである]。それにしても、どうしてこんなことをするのか理解に苦しむ。

しかしながら、ジェームズ・ハンセン博士が嘘をついてその嘘がばれたのは、これが初めてではないのである。二〇〇七年のことだが、二〇世紀で一番暑かったのは一九九〇年代であると自分が主張してきたのは間違いであったと、博士が仕方なく認めたことがあるのである。二〇世紀で最も暑かったのは、実際は一九三〇年代のことであったが、この一九三〇年代は炭酸ガスの排出量が今頃とは段違いに少なかった時代であった。炭酸ガスが少ないのに暑いのでは、これはまずいと思って嘘をついたのであろう。

CO2が上昇し続けるのに世界温度は下降する。

チャートに緑の線で示されているように、二酸化炭素は(ほぼ一直線に)増加を続けているのに、
温度は下り続けている。どうしてこうなるの?
それは、太陽の活動エネルギーが下降しているからである。
地球温度を押し上げている大きな要因は「太陽」であって、CO2などではない。
しかし、それにしても、こんなことは日(火)を見るよりもはっきりしているはずだが
・・・環境カルト御用科学者たちは例外で、我々の常識は通じない。

ここで再びオバマに話を戻すと、バラク・フセイン・オバマは、現実に起っているこうした事実がどうであろうと、そんなことに関心はなく、関心があるのは一に掛って御主人様からもらったアジェンダを推し進めることだけなのである。ということはどういうことかと言えば、地球温暖化が嘘っ八であろうとなかろうと、疑いをさしはさむことなく丸ごとこれを押し頂いて、それから後は、どこにも実在しない「問題」であってもその「正しい」「解決法」を探し出せるような人物をスタッフに任命するだけ、ということである。

こういうわけだから、環境ロビーやリベラルレフトの人たちが、少くともオバマ自身は、仲間である地球温暖化『緑の夢のチーム』と手を組んでエスタブリッシュメント(既成権力体制)に戦いを挑んでいるんだよ、という風な話をしているとしたならば、こうした人たちは自分の話している事がよく解っていないのである。

このこともまた、実際、エスタブリッシュメントの意向に逆らうことは塵一つだって拾わないというオバマの体質がよく分かる、さらなる一例になるが、それというのも、地球温暖化問題などというものは、エスタブリッシュメントが世界人類に対する管理統制(コントロール)と課税徴税のより一層の中央集権化(一極集権化)を図るために考え出した信用詐欺にほかならないからである。

そうじゃないですか、アルさん?

見て分からないの?

【翻訳委員会:A】

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