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分裂、分裂…….分裂

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デーヴィッド・アイク週刊ニューズレター

2012年9月9日 日曜日

分裂、分裂…

…分裂

みなさん、こんにちは…

数年前、私はフットボール(サッカー)のウェヴサイトに週間コラムを寄稿しており、私のテーマは常に『生活としてのフットボール』だった。私はスポーツを日常生活を集約した表現、少なくとも近代における地球上の生活の表現の一つだとみなしている。

第一には、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードやバルセロナのような世界の主要なフットボールクラブは、試合のトップエンドで多くの聴衆と莫大なお金を惹きつけている。

一方で、彼らの下では圧倒的多数が使用料や賃金の支払いに苦労しているという明確な格差がある。

プロクラブはフットボールといわれる試合を行うが、唯一そのゲームだけが共通な要素である。その他の点で、少数派と多数派は全く異なる世界で動かされている。

フットボールやスポーツは全体として見ると、大きいホログラムの中にある小さいホログラムである。- 我々がその中で生き、『生活』と呼ばれるゲームをする、経済システム。

これもまた、数少ないメガリッチと搾取され貧しさに苦しむ大勢との関係性に共通要素を見いだせる。

イングランドやヨーロッパのフットボール選手は週に100,000ポンド(159,000ドル)を稼ぎ、一部の選手は200,000ポンド(318,000ドル)近くを稼ぐ。これは基本給だけである。

そこに膨大な製品のスポンサー料と場外の収入を含んでいない。バルセロナのリオネル・メッシ選手の年間の複合所得は3000万ポンド(4800万ドル)ほどだと報告された。

それは急激に変化した。イギリスのプレミアリーグが1992年に始まってから、労働者の平均所得は186パーセント上昇し、同時期に主要な選手の賃金は1,500パーセント以上上昇した。

全てを踏まえて言うと、驚異的な恩恵をこうむる選手を見るためにファンにかかるコストが1,000パーセント増加し、フットボール観戦をするテレビ会費が数千パーセント値上がったということだ。フットボールクラブもテレビ会社もそんなことは問題ではない。

ファンは吸い上げ尽くされなければならないドル箱だ。生活のために、だからフットボールがある。

世界フットボール巨獣によって支払われる移籍金は数千万ポンドと試算されており、最も高額な選手、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドからの移籍に8,000万ポンド(1億2700万ドル)が費やされた。

クリスティアーノ・ロナウド

アメリカのNFLのトップ選手も同等である。また、主なゴルフ選手、テニス選手、バスケットボール選手、フォーミュラワン・レーシングドライバーの中にも存在する。彼らは本当に素晴らしい。

しかし、巧みに空に向かってバッグを蹴り上げることは、交通事故現場の救護隊員や、危険な状況に身を置いて燃え盛る建物から救出する消防士のように、人々の生命を救う他の誰かと比較できるだろうか?

まだ、依然として生活としてのフットボールをテーマと見做すなら、あなたはどのように救護隊員や消防士と、人々に『お金』を貸し、架空の利息を法律的に請求するという詐欺で稼いだ数十億で自分の資産を換算している世界的銀行家とを比べるのか?

これらを比較して、二本のゴールポストの間にボールを蹴り入れることは、大きな社会貢献だ。私はみんなが同じ収入(無論、彼らではなくカバルが欲しているものだが)にすべきだとは言っていない。

努力や成果は報われるべきだ。エネルギーの放出=エネルギーの獲得。問題はその努力と達成が何から成っているのかではないのか?サッカーでゴールをあげることは命を救うために危険を冒すことより重大か?ほら、そうだよね。

答えは出ている。命を救う救護隊員や消防士の方が、得点をあげる選手より素晴らしい。なのに今日、金銭報酬の差は、全くズレている。

この理由の一つは、まさにお金である。命を救ったり、地域社会にサービスを提供したりするという点で、社会貢献する人はバランスシート上での『出費』とされる。

彼らの給料は、政府、もしくはアメリカの医療システムに資金を提供している保険会社を通して支払われる。そこには『運営経費』削減のための賃金カットや、高い課税と保険料を負う市民へ支払われる保険経費を抑えるなどの圧力がかかる。

フットボール選手や他のスポーツ選手はバランスシートのプラス側に置かれている。-しかしそれは、チケットを買うために大金を払ってくれる群衆(納税と保険金を支払っているのと同じ人々)を惹きつけるという点で。

彼らはまた、信じられないほど有利なスポーツ観戦のためのテレビ受信料と、製品販売促進のための主要な企業のスポンサーをも惹きつける。

再度言うが、テレビ受信料を払い、スポンサーから製品を買う人は、課税と保険によって救護隊員や消防士に資金を助成しているのと同じ人々だ。

フットボール選手と救命隊員の収入源は同じ源(市民)だ。しかし、お金をどのように配分するかは『エリート』達が決める。彼らにとってフットボール選手は救命隊員よりも重要だ。

なぜなら、試合は企業のために莫大な利益を上げてくれるし、エリートが世界中で行なっていることから、大衆の目を常に逸らさせてくれるからだ。

「君は政府が何をしてきたか知ってるの?」
「黙れ、我々にはフリーキックが必要だろう。」

フットボール選手は、エリートに利益をもたらすので、エリートにとって重要だ。救命隊員や消防士の方は命を救いますよ?
それが何なの?我々のポリシーで人々を選別しているんだよ、それが何か?

命を助けることは、お金に換算されるべきではない。しかし、試合をする人達に数百万もどっさり与え、存在しないお金や利息を請求する人々の上に数十億のシャワーを浴びせているのに、なぜ、このようなしばしば悲惨で衝撃的な働きをする人々をしっかりと保障してあげてはいけないのか?

人間社会の価値観は確実に発狂し歪められた。

そこでもう一つ、わかりやすい例題を示そう。もし、2ヶ月間ストライキが行われた時、我々はどちら(フットボール選手と、救命隊員や消防士やゴミ処理作業員)の不在の方がより悲しいか?それは明白だ。

私はある時代に、プロ選手として試合をしており、最も所得の多い時で週に33ポンド貰っていた。21才で関節炎のためにキャリアを終える前のたった1,2ヶ月の間だった。

私のチームは前シーズンより昇進しており、このまま勝ち進めば、かなりの増額が約束されていた。そして私達は成功し、賃金は週30ポンドから33ポンドへと急上昇した。

私はその追加されたお金を一体何に使えばよいのかも解らなかった。今日でも、まだ、多くのプロクラブの選手はトップ選手と比較して、非常に低い賃金のままだ。

なぜなら、彼らにはビッグボーイほどに聴衆とスポンサーを集めることができないからという理由だが、これらのクラブは、巨額の収入を得る競争心を煽っているのだ。

トップクラブがそれを奨励しているのですか?いいえ。彼らは生き残るためにもがく稚魚の前に置かれたテレビから多くの収益を得られるように、さらにもっと多くの消費を追い求めているに過ぎない。

彼らは『ゲーム』(人間社会のためのメタファー)に興味はない。彼らは『ゲーム』を利用することにだけ興味がある。銀行家と企業人を見よ。

トップ選手-新しい銀行家

フットボールや他のスポーツは色んな点で生活を映す鏡だ。スポーツをすることは、健康面と精神面の両方にとても有益だ。

集中する経験を与え、精神的、感情的に鍛えるための素晴らしい学びだ。精神と感情のハイ&ローは、1日中、そして1週間中、1ヶ月中と日常から切り離され、スポーツに1分、1秒と浸ってしまう。

夢を与える者と災難を与える者は対の詐欺者である、と見做すことを学び、夢と災難を構成するものを再定義するような、そういう見方ができるならば、スポーツの体験を通すことで早く学ぶことができるだろう。

だから、私はスポーツに熱心で参加している。しかし、プロの世界は全く別である。それはカバルの別の道具になっている。分割して、支配し、注意の焦点をくらます、という意味だ。

カバルの看板のカール・マルクスは、真実を多く含む弁論の中で、宗教は大衆への麻薬だと言っていた。マルクスはほとんど真実を言わなかったが、これは例外のうちの一つで、そして確かに今日、従来の宗教と、大衆への麻薬と成りうるプロスポーツの新興宗教とが競い合っている。

これは組織的に行われてきて、随分昔にカバル自身が予言し、書いている。

その計画は、今日、大多数の有名人のお喋り雑誌やテレビ番組を運営し、セレブ崇拝しているものを含む一連の新興宗教を、弱まりつつある従来の宗教に置き換えることだ。

スポーツ、特にフットボール(サッカー)は、新興宗教の大きなパパだ。死んだ動物や剣闘士の代わりにゴールをするローマ・コロシアムのグローバル・バージョンでもある。

そこに群衆の喜びを集中させる。本当のサタニストのバージョンでは肉を食べ、血を飲むことを、パンとワインに置き換えたことに象徴されるローマ・カトリック教会の晩餐式と同じ手段だ。

ローマの詩人、諷刺家、ユヴェナリス(西暦55~127)は言った。

「かなり昔に人々が誰にも自分の票を売らなくなった時から、人々は自分達の任務を放棄した。かつて、軍司令部、上層の役人、全ての軍人らに手渡していた市民が。今はそれを自制して、ただ2つのことだけを心配し欲望する。パンとサーカス。」

古代ローマのパンとサーカスが、今日のビールとフットボールだと思ってください。趣味や気晴らしとしてこれらは何も間違ったことではない。

私自身、奇抜なゲームを見るのが好きだ。しかし、それが宗教のレベルや、生活のほとんどの焦点に達する時、大衆の心を『集中』させる少数派の強力な道具になる。

人々が銀行詐欺について見逃したのは、適切なアナロジーが使われたからだ。ボールや(計画的な)混乱に彼らの目を奪わせていた。それは何十年もかけて徐々に進行された。

この思考法は、彼らの生活に明らかに影響がない限り、彼らは銀行のシステムが何なのか気にしてこなかったし、見もしなかったということだ。

しかし、ボールにその目を奪われてしまうという状態である限りは、起こりうるだろう災害を待っていることになり、確かにそれが2008年の秋に露出した。結果としてそれは非常に破壊的だった。

フットボール熱狂者にとって、クラブとクラブの成功が全ての関心ごとだ。(つまり生活が上手くいっていれば他のことに興味が無い)これは銀行と企業が世界を買収するのを許したのと同じ心理である。

そしてまた、そのメガリッチな銀行と企業と億万長者がかつて地域に所属していたクラブを買収したのも同じことだ。

主要なイギリスのフットボールクラブは『ロイヤル』ファミリー出身のシェイク・マンスール・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーンのような海外の億万長者(彼らはアブダビとオイルマネーを個人の管轄のATMで使える)に次々に買われている。そのファミリーの推定資産は5600億ポンドである。

マンスールはマンチェスター・シティーを買収し、そのクラブの賃金や移籍金のために何億も注入し、3億5000万ポンドの負債を生んだ。これは完全にゲームを破壊し、その経営の歪みはフットボール・エリートと他の人々の格差を拡大させた。

マンチェスター・シティーの前オーナーは、タイの元首相でペテン師のタクシン・シナワット。彼は『汚職、権威主義、反逆罪、利害対立、報道の言論統制、脱税、タイの会社の国際投資家への資産売却』の申し立ての中、2006年に辞職した。

イングランドのフットボール当局はそれでもシナワットがフットボールクラブを所有するのにふさわしい人だと認定し、彼に運営を続ける許可が与えられた。

ファンは彼の経歴を知っていただろうか?いいえ。多くの大衆が知らない。彼らのクラブがフィールドで成功をもたらしている限りは。

同じケースとして、ロンドンのチェルシー・フットボールクラブは、ロシアの寡頭政治者で億万長者のロマン・アブラモビッチに買われた。彼はロシアの政治的リーダー(特にほとんどの時間が酔った状態であるボリス・エリツィン)からオイルマネーと富を手渡された。それらの資産はロシア国民が所持するべき時に。

チェルシーの大部分のファンは気にかけただろうか?今、気にしているかい?いいや、もう長い間チェルシーは勝っているからね。これは、自分、自分、自分、という社会の表層であり、我々を選択し得る混乱の中へ落とし入れた。

マンチェスター・ユナイテッドのオーナーであるグレイザー・ファミリーは、クラブを買うお金を持っていなかった。そして、まだ『所有していない』クラブを担保に銀行からお金を借りた。そのことは、負債の無いクラブをもしピッチで成功が続かず減収した時、5億ポンド近くの負債を負わせることとなる状態へと導いた。

多くのマンチェスター・ユナイテッドのファンは気にしている。新しい選手を買うお金やクラブの将来という点で彼らに影響があることを心配している。

しかし、彼らに影響を課してる唯一の方法が傍観していることなのに、まだ彼らは毎週傍観しに現れる。ちょうどカバルがテレビ、アルコール、薬、セレブ、などなど、、に大衆を囲っているのと同じように、フットボール・サポーターはフットボール中毒の檻に閉じ込めている。

グレーザーは金儲けの手段としてみること以外に、フットボールにもマンチェスター・ユナイテッドにも興味はない。マンチェスター・ユナイテッドはファンにとっての生活であるのと同じように、彼らにとって必需品である。

ユナイテッドは1878年にニュートン・ヒース・フットボールクラブとして始まり、1910年からは現在の彼らのホームグラウンドであるオールド・トラフォードでプレーしてきた。

地元の人々は代々に渡り、金銭的に、また情熱的に支持をしてきた。ユナイテッドには成功と災難(最も有名なのは1958年のミュンヘン空港からの離陸時の飛行機事故でチームのほぼ全員を失った)の長い歴史がある。

それはただのフットボールクラブではない。選手も違う。ビクトリアが王座についてからそれは他の全てのものと同様、社会構造の中に組み込まれた。スーツやスローブを着て歩く、自分、自分、自分、という彼らが、自分達の富を満たす貯金箱やおもちゃとしてそれらを利用している。

社会貢献してきた長い歴史を持つ、どれほど多くの企業が世界中で買収されただろうか、社会やサービスに関心のない会社によって潰されてきただろうか?フットボールが生活を奪うように。

「私はマンチェスター・ユナイテッドを所有しています。」
「へえ、それはどこにあるのですか?」
「知りません。イングランドのどこかでしょう。」

しかし、誰がその責任を分配共有しているかい?ファンがしている。何百人が世界を買収する間、数十億人は脇に突っ立って見ていた。そして今、彼らはフットボールを所有している。いわゆる『人々のゲーム』を。

22人がピッチの上をプレーしていて、その時どんな場合も、数万人はスタンドに座って彼らを観ている。このフットボールのセッティングは、そのまま世界の比喩である。

少数がゲームをプレーし、多くの人々は彼らのすることをただ眺めているだけだ。

「私はリビアを攻撃しているニュースを見たよ。大きな爆発音が結構してたよ。NATOが5-0で勝つと思うな。カダフィーのディフェンスはダメだった。」

全てのことが終わってしまう前に我々は人生において見物人であることを止め、プレーヤーになることを始めなければならない。

もう一度フットボールに沿って考えてみよう。ファンがチケットやテレビ会費や商品を買うことによって、ピッチの上のたった22人は毎週富を稼いでいる。数ヶ月でも買うのを止めれば物事は変わるはずだ。

トップクラブのチケット代は法外的に高価であり、90分間の試合でクラブの地位によって25~80ポンドの値が付く。チケットは請求書に苦しむ多くの人々によって買われる。値段に不満を言いながら、それでもまだ彼らは毎週現れる。

もし、彼らの多くが拒否すれば、結果として価格や選手に支払う給料も下げざるえないだろう。もし、一般市民が企業に対して自身の搾取を拒否すれば、同じようなことになるだろう。- 物事は変わるはずだ。

しかし、我々は殆どやらない。- ちょうどフットボールのファンと同じで。

フットボールや他のチームスポーツは、人間の遺伝子内にある種族のプログラムを利用している。人間が種族で生活してきたことはそんなに長くはない。だが、彼らはそうする。本当だよ。我々は彼らに異なる名前を付ける。

動物学者でフットボールファンのデズモンド・モリスは1981年に『The Soccer Tribe』という本を出版した。その中で彼は、フットボールクラブの種族的性質やそれらを取り巻く精神を解説した。

彼はほとんどのフットボール関係者やメディアに無視され、嘲笑された。しかし彼は単に彼らより、深く、知的過ぎただけだ。そしてあまりに正確過ぎた。

サッカー種族は、キャンプや村(ホームグラウンド)を持っている。それは、他の種族と戦うためのリーダーと戦士を持っている。彼らは弓や槍の代わりに足や頭を使用するのかもしれないが、テーマは同じである。

彼らには、ゴールに得点したり、他の種族が蹴り入れるのを阻止したりするヒーローがいる。

お互い近隣に住む種族同士は大きな紛争を起こす。- 同じ地域に住んでいる民族がこのように互いに破壊し合うのを世界中で目撃する。最も激しい憎悪や嫌悪は、フットボール種族の最も近隣にいる間で巻き起こる。- 『ダービー・マッチ』として知られているように。

マンチェスター・ユナイテッドのファンにとって、マンチェスター・シティから2,3マイル以上離れたところの試合に重要なものはない。逆もまた同じ。公園を挟んで歩ける距離にあるリバプールとエバートン、北ロンドンで近距離にあるトッテナムとアーセナルでも同じことが言える。

ポーツマスとサウサンプトン・フットボールクラブは私の所から遠くない。そして、沢山のファンが互いに嫌っているのを見ていて分かる。おい頼むよ、それは『ゲーム』だぞ。だが、彼らのDNAにとってはそうではない。それは敵対的種族間の戦争なのだ。

ポーツマスのファンは、サウサンプトンのサポーターやクラブのことを『カス』だと言う。その気持ちはお互いに持っている。ポーツマスのファンは『老いぼれ』(簡単に言えば、女性器に接続する表現)と呼ばれる。写真をごらん。

種族の激怒は彼らのクラブが負けた時、逆上したファンに見ることができる。これは通常、種族の敗北であり、彼らのチームマネージャー(リーダー)の責任とし、しばしば非常に憤慨し、悪態をつく。勝利したクラブのファンは、コースにボールを1回さえも蹴ってはいないのに、彼らのチーム(種族)の栄光にどっぷり浸る。

あなたは何も考えずフットボール競技場に到着しても、どこかチームカラーのスカーフや帽子を買えば簡単に種族の一員になれる。今、あなたは首や頭の周りにつける飾りを選んだところの種族、『私達』の一員に即座になることができ、チームのサポーター、『彼ら』の一人になれる。

あなたがチームにとって良いプレーをしている時は、あなたは種族のヒーローだ。しかし、もし、あなたが他のクラブ(種族)への移動を選択すれば、今やあなたは種族の反逆者となり、あなたが新しい種族と一緒に前のホーム(村)へ戻った時の試合(戦い)で、あなたがボールに触れる度にブーイングされるだろう。

選手が自分のクラブでプレーしている時、相手のファンにブーイングや罵声を浴びせられる時にこの精神性を見ることができる。しかし、このファン達は、彼が国際試合でイングランドのためにプレーしている時も彼を冷やかすだろう。

なぜならナショナルチームの試合は、全ての種族を一つに寄せ集めただけだから。それは、王者の中の王者(種族の代表をひと纏めにして王冠をもらった者達)をちょっとだけ喝采するようなもの。

イングランド種族の衣装と顔のペイント

種族で分裂する意思を持たされるという悪い面に気づかされることなく、種族が分裂し、統制する性質を利用することができるのでカバルにとってパーフェクトに好ましい。フットボール種族は会議や議論をしない。オーナー(独裁者)が取り仕切り、種族のメンバーはチケットやユニフォームのレプリカを買うために存在する。

ヨーロッパのフットボールは、それぞれの地域から少数のトップが飛び出て互いにプレーするだけになっており、スーパーリーグのようになってきた。選り抜きものにお金がかけられていて、残りの者(大衆)は彼らの運命を握っている。また、フットボールはグローバル化している。

フットボールやスポーツが単なる気晴らしのエンターテイメント以上となり、若干宗教的で種族の情熱になった今、なお多くの力が大衆によって少数に手渡されている。人々がそこに集中し情熱を傾ける沢山の前例がある。

白熱し凶暴にさえなり、それは取るに足らないものではなくなっている。我々が彼らのしていることを信じるようにプログラムされているだけだ。

マンチェスター・ユナイテッドがマンチェスター・シティーに勝ったって?それって本当に俯瞰してみて大切なこと?マンチェスター・シティーがマンチェスター・ユナイテッドに勝った?それも同じだよ。赤いシャツのグループが青いシャツの方より沢山得点をするのを見るのは面白いだろう。逆でも同じ。しかし、本当にそれが重要なこと?

深呼吸して一歩下がって落ち着いてもう一度見てみよう。重要ではない。

フットボール、スポーツ、テレビ、セレブなどは、個々にこれらの目眩ましに我々を囲っておいて、それらの繋がりを決して我々に気づかせないようにしている。これらはハエ叩きを持つ人が狙っている時に、蛾やハエの注意を逸らさせるポーチに設置されたライトだ。

我々が多くの点で分裂を促すような空気の入ったボールを渇望していながら、一体どのようにして我々は仲良くやっていくつもりだろうか?カバルは可笑しくてたまらないだろう。

アイク翻訳委員会:ひなさくら

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コメント:2

匿名 13-02-15 (金) 14:27

今世界中でイルミナティを殲滅するため活動が起こっています
国連や日本のプロジェクトチームを始めアメリカの反ロスチャイルド制他
多くの方々が活動を始めています
あなた方も活動を起こしてください

nike 13-05-12 (日) 13:41

アイクさんに伝わるといいのですが。

記事とは関係ありませんが、分かったことを。
円やΦについて。

Φはクライスト渦なので、渦の仕組みです。偽神、悪神が使うと、この宇宙の中に、別の空間を作れるようです。

円周率はπで、3から始まって、3.14・・・・と流れていき、3に戻るみたいです。
Φも、1.5で、1.618・・・と流れていき、1.5に戻るみたいです。

この、戻るところまでが、自分たちがいた世界だったようですよ。

この円やΦが完成していない途中のところでは、矛盾するんですよね。Φのラインにいるところで、バランスを保つことができるようですよ。

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