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イスラエル最悪の狂人たちが…次の戦争を計画している?

このニューズレターは著者デーヴィッド・アイクの承認を得て翻訳されたものであり、著作権は著者に帰属します。英語原文に興味がある方は、David Ickeのサイトから購読できます。

デーヴィッド・アイク、ニューズレター 2009年3月22日号

イスラエル最悪の狂人たちが…

…次の戦争を計画している?

みなさん、こんにちは

今年の初めに数週間続いたガザ地区の言いようのない恐怖と大量虐殺の後、イスラエルはやけに静まり返っている。だがあの国では、我々が知っておくべき多くのことが進行している。

それは映画メリー・ポピンズの性格によく似たような「タカ」を装った男をめぐる話である。この男と比べれば、メリー・ポピンズの俳優ディック・ヴァン・ダイクは「タカ」だった。政治的に通常「タカ」とみなされるものから目線を右に数千マイル移動して欲しい。すると目の前に現れるのがベンジャミン《ビビ》ネタニヤフだ。

ネタニヤフは中東に大混乱を引き起こさせたがっている。そう、今よりも遥かにひどい混乱を望んでいる。そしてパレスチナの人々の処遇をさらに目も覆いたくなるような劣悪で、悪行を尽くしたどん底状態にすると決めているのだ。

もし彼が傍観者か飲み屋で大口をたたく男だったら、これはそれほどひどい話ではない。しかしこの極めて邪悪な男は現在イスラエルの「次期首相」なのだ。彼はイスラエル国で中心的な役割を演じているイルミナティのアジェンダの歴史の重大な局面で連立政権樹立を目指し、首相に就任しようとしている。

今週、彼は与えられた組閣期間を2週間延長するよう、あのテロリスト、イスラエルの大統領シモン・ペレスに要請している。-好きなだけ時間をかけて“ビビ”。我々のために急がないでいいから。[訳注:これにより最終期限は4月3日なった]

イスラエルの大統領シモン・ペレス、テロリスト集団ハガナーの工作員。ハガナーはイルグンのような他の組織とともに爆破テロによって1948年にイスラエルを誕生させた。そしてハガナーは現在、ガザに爆弾を撒き散らしたイスラエル「国防」軍になっている。彼はヘンリー・キッシンジャーやもう一人のテロリストで首相のメナヘム・ベギンなどの大量虐殺者と同様にノーベル平和賞を手にしている。

最近行われた選挙でネタニヤフのリクード党が得た議席は、ガザで死と破壊が進行した時イスラエル外相であったツィピ・リヴニ率いるカディマ党に1議席及ばなかったにも拘らず、ネタニヤフが連立政権を樹立する可能性は高いと信じられていた。

実現すれば「あまりにも右すぎる」として、テロ集団イルグンのテロリストの娘である氷のように冷酷なツィピ・リヴニさえ、ネタニヤフ政権のポストを拒んだということは、ネタニヤフが次第につのる連立政権の過激主義の証である。

リヴニの父イータンはメナヘム・ベギンの下で働いたイルグンの最高執行責任者だった。 そして、91人が死亡し46が負傷した1946年のエルサレムのキングデーヴィッドホテル爆破に関与している。

ツィピ・リヴニはロスチャイルドが操る「イスラエルの」殺人組織、モサドに1980年から1984年まで仕えた。そしてもちろん現在もそうしているのは、それは「元」モサド工作員などというものが存在しないからだ。その中にはフランス大統領ニコラ・サルコジも含まる。

ガザの人々を攻撃する間、絶えずテレビに出て無実の人々を毎日殺戮することを正当化しようとしていたツィピ・リヴニを、みなさんはご記憶だろう。子供400人を含む1,300人のパレスチナ人の死は「状況の正常な帰結」だと彼女は語った。さらに「我々はこの作戦を実行する必要があった。それを行ったことに私は安堵している。」と言っている。

どうやら明らかに他の人々より簡単に安らぎを見いだしてしまう人たちがいるらしい。だが重要なのは他人の命を全く尊重しないこの無神経なご婦人が、過激すぎるという理由でネタニヤフの連立政権に参加するつもりがないという点だ。このニューズレターの最後にあるリヴニがガザ空爆の最中に行った記者会見の模様を見れば、ネタニヤフとその取り巻きがどれほど過激に違いないかがわかり、尻込みするだろう。

事情が分かったと思うが、リヴニが心変わりする可能性をまだ排除してはならない。おっと、ツィピ・リヴニについて「心(ハート)」などという言葉を使うとは、私もひどい間違いをしたものだ。「考え(マインド)」を変える、の方がふさわしく、ずっと正しい。

ではこのネタニヤフという輩はどういう人物なのだろう?

彼は1949年テルアビブ生まれだが、14歳の時、一家でアメリカに移住している。マサチューセッツ工科大学とハーバードで学んで、その後帰国している。

彼の政治的経歴が実際に始まったのは1980年代の初めにイスラエルの国連代表になった時だ。後にロスチャイルドが支配する「イスラエル」国会(クネセト)の議員に選出され、1996年から1999年まで首相であり、外務大臣、財務大臣も努めたことがある。

ネタニヤフは子ブッシュの背後にあるネオコンの人脈に極めて近く、イスラエル首相であった1996年には彼の「アドバイザー」で悪名高いリチャード・パール率いるユダヤ系アメリカ人のネオコンが彼のために重要な政策書を準備した。この文書はサダム・フセイン追放を提唱しており、実はそれが「中心課題」だった。そしてリチャード・パールは2003年にサダムを排除したイラク侵略の首謀者だった。

この文書は「決別-王国実現のための新戦略」と題されていた。そして現在「シオニズム右翼」(私が見てきた範囲では、実際に別の種類のシオニズムがあるわけではない)と呼ばれるものに基づいた政策によって中東を支配するという目的を主張している。

しかしネタニヤフが象徴するシオニズムの原理は、「右翼」という言葉がニューエイジの愛の集いに思えるほど過激なものである。

リチャード・パールーイラク侵略を指揮したイスラエルの回し者(大多数のうちの1人)。サダム・フセインの排除は、彼が1996年に他のアメリカ人シオニストと一緒にネタニヤフのために書いた「決別」の文書の内容がそのまま実行されたものだ。

ネタニヤフは東エルサレム問題でパレスチナ人と交渉しないと公約し、パレスチナ領の西岸地区の広大なエリアをイスラエルの一部とすること、1940年代以降のイスラエルのテロによって家を失ったパレスチナ難民が元々自分たちの土地だった場所に帰ることをいかなる状況でも許さないことを明言している。

しかしネタニヤフ政権が最大の脅威となるのは対イラン計画だ。彼は首相としての最初の使命は「イランの脅威を永久に破壊すること」だと述べている。「イランは将来核武装していないだろう」と言うネタニヤフの言葉は「この発言を実現するために必要なすべて」(を行う)という意味だとつけ加えている。

ネオコンはイラン攻撃に着手したいと長年躍起になっている。ネタニヤフが権力の座に就けば、ネオコンは自分たちの息のかかった人間をイスラエルの軍事政策を掌握する立場に就けることになる。そしてアメリカでは著しい数のアメリカ人シオニストが重要な地位に就いている。これらによって彼らはアメリカ政策をイルミナティのネットワークに繋がる別の糸と共謀して操作するのである。

イスラエルの新政権の超過激主義を立証し裏付けるものとして、報じられている超極右政党イスラエル・ベイテイヌ(『イスラエル我が家』)の党首アヴィグドール・リーバーマンの外相就任がある。

(『超過激主義』や『超極右』などの言葉が必要だ。なぜならイスラエルの一般的な普段の政策が過激主義であり『極右』である。そしてネタニヤフ/リーバーマン政権はそれさえ超えるようにつくられているからだ。)

アヴィグドール・リーバーマン

アヴィグドール・リーバーマンを公平に評価するには確かに「超過激主義」や「超極右」のような言葉が必要だ。そして彼には同じ党出身の狂人の副外相がいるようだ。まさに精神病院を乗っ取った患者たちだ。

ライ《Lie-嘘》バーマンは、ネタニヤフと同じようにパレスチナの地に違法なイスラエル入植地が拡大し続けることを支持するだけでなく、その中のひとつに実際に住んでいる。選挙で誕生したパレスチナ「政府」ハマスのメンバーに会見したアラブ系イスラエル人の下院議員たちは、ニュルンベルグ裁判後のナチス協力者のように処刑されるべきだと言ったのがこの男だ。

リーバーマンの党のスローガンは「忠誠心がないなら市民権はない」というものだった。そしてイスラエルに居住するアラブ人はユダヤ人国家であるイスラエルへの忠誠を誓い、兵役義務を負うことを強制する法律の必要性を訴えている。

エルサレム・ポスト紙は1月にリーバーマンの「第二次世界大戦でアメリカが日本にしたのと同様に、イスラエルはハマスとの戦いを続行すべきだ。そうすればこの国の占領も不要になる」という発言を引用していた。これは長崎と広島への原爆投下に言及したものと広く受け止められているが、明らかにその通りだ。

リーバーマンはネタニヤフが過去に首相だった時、1度内閣のトップだった、そして前回の連立政権では2008年に辞職するまで副首相だった。辞めた理由は基本的にその政権が十分過激ではないというものだった。

ソ連生まれのリーバーマンはナイトクラブの元用心棒で(私も驚いたが本当の話だ)、詐欺と横領と資金洗浄の容疑(これにも驚いたが本当の話だ)で捜査対象になっている。だが彼に関して現在最も重要な事実は次のことだ。

主流メディアの報道によれば、リーバーマンはイスラエルの対イラン政策の中心メンバーで、アメリカとのこの問題や他の問題についての交渉の中心にいるそうだ。エルサレム・ポスト紙は、「出現する核の脅威」(イランのものが最も顕著だと述べられている)に関するアメリカ/イスラエル両国の政策について重要な決定を行うアメリカ・イスラエル合同戦略会議への彼の代表就任予定を裏付ける草稿を入手したと報じている。

(世界で最も好戦的で戦争に取り憑かれた国のひとつであるイスラエルが、中東で唯一の核保有国だという事実は、もちろん決して言及されない。)

エルサレム・ポスト紙はリーバーマンがその委員会代表に任命されることの重要性を次のように述べている。

「この委員会の任務のデリケートな性質上、エフード・オルメルト首相は前IDF(イスラエル国防軍)参謀総長のシャウル・モハズ運輸大臣を代表団長に任命した。外相のツィピ・リヴニが軍事には精通していないため、リヴニより適任だとしたものだ。

イスラエル外相はこの委員会代表に数年なっていない。超極右政党イスラエル・ベイテイヌの関係者はリーバーマンがイスラエルのアメリカとの外交関係の足場づくりを望むため、首相の就任慣例ではあるものの、彼がその委員会の代表を務めることの方が重要だと述べた。」

我々がここで見ているのは、イルミナティとロスチャイルドが第三次世界大戦勃発を望むこの時期に、超過激主義がイスラエルの内政、外交、軍事政策を支配しているということだ。他の選択肢もあるが、第三次世界大戦はほぼ間違いなく中東から勃発するだろう。

さらに重要なことは、名目上はミスター・テレプロンプター、バラク・オバマが率いている現在のアメリカ政府を支配しているのはシオニストの超過激主義者たちだ。ホワイトハウスの対イスラエル、対イラン政策、他のあらゆることが、これらのシオニストのフロントマンたちの指図によるものだ。すなわち大統領首席補佐官ラーム・エマニュエルと、オバマの虚偽の選挙キャンペーンを統括した大統領上級顧問デーヴィッド・アクセルロッドだ。

エマニュエルはイルグンのテロリストの息子で、偶然だが、彼の弟アリは「反逆の」映画監督マイケル・ムーアのエージェントだ。ムーアは自分のドキュメンタリーでこのシオニストとの繋がりに決して言及しない。アクセルロッドはオバマの「スピーチ」原稿を監督する人物だ。「大統領」はテレプロンプターのスクリーンに映った「スピーチ」をオウムのように読むので、オバマは聖パトリックデーのパーティで間違って他人のスピーチがテレプロンプターに出た時、人々がパーティに招待されたことに対し自分自身に感謝してオウムぶりを発揮した。

アクセルロッドとエマニュエルの典型的なポーズ

「オバマ」政権は他のシオニスト過激主義者たちで一杯だ。経済対策チームはほとんどすべてがそうだし、自分で告白している副大統領のジョー・バイデンもそうだ。アメリカはかつてないほどに(ここに意味がある)シオニストの王国と化している。そしてちょうど時を同じくしてイスラエルでは最悪の狂人たちが権力を乗っ取る寸前だ。

これは全く偶然ではない。

イスラエル国内では、これは自国の領土からのパレスチナ人除去を追及する1940年代から続く政策を加速させる結果となるだろう。イスラエル国家の初代指導者たちの発言は、その意図が常にパレスチナ人を無理やり追い出し、彼らが「大イスラエル」と呼ぶものをつくることであると証明している。

1946年以降の土地収奪を見れば、現在どれほどこれが進行しているか分かる。そしてネタニヤフ/リーバーマン政権は可能な限りこれを推進するだろう。

緑はパレスチナ領、白がイスラエル領、区分は左から1946年、1947年、1948年-1967年そして1999年。イスラエルの土地収奪は今日まで続いている。そしてさらにいっそう増大する。

ネタニヤフとリーバーマンが権力の座に就けば、パレスチナ人の悪夢は一層酷いものとなってゆくだろう。そして残りの世界にとっても基本的に同じ意味がある。

イルミナティはイスラエルと中東から第三次世界大戦を起こすと長い間計画してきた。そしてイスラエル、アメリカ両国で今起きていること、そして両国の人事によって時限爆弾を作動させたのだ。

ゲームが変わって、この計画はすでにイラン攻撃ではなく、イランとロシアを使い彼らの要望した紛争を引き起こすことだと言っている研究者もいることも承知している。彼らが正しいかもしれないが、私はイスラエル-イランをすべての発端とし、アメリカやヨーロッパ、ロシア、中国など世界の他の地域に紛争を拡大してゆくという選択肢を除外しようとは全く思わない。

ネタニヤフが連立政権づくりに失敗することを期待されるかも知れないが、彼は連立政権をつくるだろう。そしてネタニヤフ&リーバーマンによる最悪のシナリオがあるかもしれない限り、残された選択肢は世界に平和と正義を望む人々にとってわずかな慰めにもならない。イスラエルがガザ地区を猛攻撃していた数週間前の新聞やテレビのヘッドラインに比べればイスラエルは「静か」になったかのように見えるかもしれないが、我々はこの国の出来事を極めて注意深く監視しなければならない。なぜなら「パレスチナに」起きることがあっという間に「我々に」も起きうるからだ。

実は、それが目論みなのだ。



ガザ空爆の間、ツィピ・リヴニがアメリカの記者会見で見せた冷酷な視線

悪名高いイルグンのテロリストの娘はこの中で、民間人は「テロと戦い」死ななければならない、と言っている。
そして今度は、ネタニヤフの連立政権は右過ぎると言う!

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イギリス系ユダヤ人下院議員がイスラエルとパレスチナ人の真実を語る。

イスラエルはナチスのように振舞ったと彼は言う。

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ADL(名誉毀損防止連盟)はイスラエルについての言論を止めるために反ユダヤ主義を叫ぶ。

イスラエル政府に合法的に立ち向かう人々に、どのように「人種差別主義者」のレッテルが貼られるか、
そのとてもうまい要約。

Click here for part one …

Part two …

【翻訳委員会◇D】

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